奥山清行は、山形県出身の工業・自動車デザイナーです。
とりわけ車のデザインで世界的に有名です。
カーデザイン代表作として、シボレーのカマロ(1992年)、ポルシェの911、フェラーリのエンツォ・フェラーリ、マセラティのクアトロポルテなどが挙げられます。
特に、フェラーリ創業55周年記念モデルのエンツォ・フェラーリは、カーボンファイバーの特性をフルにつかったデザインやガルウィングなどで評判になり、、「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として名を世界中にとどろかせました。
繭のように優雅なまるみをおびたフォルムをしつつ、とっては、日本刀の輝きをイメージしています。
とっては、好みで、黒、金、玉鋼、と色を選べます。
ただ見た目だけでなく、注ぎやすく、中がさびないようホーロー仕上げになっているところが、使い勝手を考えた本当のデザインになっているといえます。
家具としては、森の木をイメージしたハンガー「アルベロ」(グッドデザイン賞受賞)もインパクト十分です。
存在感あるオブジェでありながら、自然と部屋になじんでしまいそうなデザインは必見です。
まさに奥山清行は現代におけるクリエイティブクラスを代表するひとりといえるでしょう。